金融民主化が結局貧困層を苦しめることになったでした

世界金融危機の社会的費用と安心して暮らせる生活に向けて の東京大学名誉教授の授業を受けたでした
住宅ブームに資金が注ぎ込まれる構造が創出された要因
1 新自由主義 公民権運動の成果 1977地域再投資法 1982選択的抵当権取引均等法
2 金利の自由化 住宅ローン商品の弾力的設計
3 情報技術の発達 クレジットスコアリング ブリッド型住宅ローン ホームエクイティローン
4 非金融大企業の自己金融化 
『1980年代以降の新自由主義は、新古典派ミクロ経済学にもとづき、競争的で自由な市場経済にゆだねることが、効率的でムダの無い経済秩序を実現するとする信念のもとに、公企業の民営化、規制緩和を進めてきた。そのような自由主義のもとでの市場原理にそった証券市場中心の自由な金融システムの発展が、その内部から生じた帰結として、巨大な経済的損失を空しく生じていることに批判と反省が加えられるべきである。』
オバマ政権は、イラクからは撤退しながら、アフガニスタンでの対テロ戦争に注力する方針を示している。ニューディールが、ブロック経済化を経て第二次世界大戦を脱出したことも想起され、オバマ政権の保護主義への警戒感も生じている。ブロック経済化から世界大戦へ現代世界がむかう恐れはまだ小さいが、世界金融恐慌を介し軍縮に向かえるか、その逆になるか、なお未知数である。』