一目惚れで無い人をむやみに切ってはならない

崖っぷち高齢独身者 樋口康彦 読みました
『知らない人に道を聞くとき、スーツ、作業服、半ズボンの男性がいたとしたら、男も女もスーツの人を選ぶ。スーツは社会的信用・常識の象徴だ。心理学を学んでいながら今までお見合いパーティに普段着で出ていたなんて・・・お前はいったい何を勉強していたんだ』
『常連の人は男女とも社会適応しているとはいいがたい、何かが壊れている人ばかりだったと思う。そしてどの人も「結婚弱者の王者」としての風格を備えていた』
『平凡な若い女の子は、中年の美人よりもずっとモテるのだ』
『テレビドラマと違って、幼い頃父親と別れファザコンになってしまい、うんと年上と付き合いたいと思っている女性など、あまりいないのだ』
『30代半ばや40歳前後になった自分の娘が、精一杯におしゃれをしてお見合いパーティに出かける。そこで男性たちから「ブス」「ババア」などと思われ拒絶されている。このことを知ったら親御さんたちはどんな気持ちがするだろうかとふと考えた』
『性格重視というのは、外見の良い人の中から、思いやりのある人、自分と波長の合う人を選びたいという意味であって、性格さえ良ければ外見が悪くてもOKという意味では決して無い』
職場結婚が多いのはなぜだろう。人は誰かと接しているうちにその人のことをだんだんと好きになっていくことがある。このことは心理学用語で「単純接触効果」といい実証されている。ちなみに選挙においてタレント候補が強いのは、この効果による。テレビなどを通じて何度も接触している人に対しては、知らず知らずのうちに好意を形成しており、有権者の多くがついタレント候補に投票してしまうのだ。』
『お見合い相手に会う時は、アメリカ大統領選挙の候補者になった気持ちで臨むことが必要だ。つまり、発言内容、表情、仕草、行動のすべてを細かく観察され、値踏みされているという自覚を持たなければならない』
『一般に男女ともモテない人ほど「運命の人」に対するこだわりが強くて妥協出来ないようだ』