いまのあめりかもしんこくだけど

皇軍兵士の日常生活 一ノ瀬俊也 読みました
皇軍という言葉は満州事変期ごろから復古・精神主義に傾きはじめた軍の自称として用いられた』
『東条内閣が学問を絶滅させないように作った特別研究生という制度で兵役免除となった』
召集令状がくるとわかると駆け込みでどこかの会社に入社し、数日間在職しただけで入隊し、以後手当てをせしめ続けるという事例が多発していたというのである』
『戦争・出征という事態で一番困っているのはそうした貧困層であったのかというと、それもまた一概にはそういえなかった』
貧困層はいちおう軍事扶助という国の恩恵をうけられるが、自作農や商人、サラリーマンといったいわゆる中間層は「体面」上そうした国の援助をうけられない』