父と母の悔恨の手記

「少年A」この子を生んで・・・・ 「少年A」の父母 読みました 514
『警察の方が厳しい口調でこう言われました。「捜査で明らかになりつつあることで、親の立場ではなく、人間として被害者の親御さん達に対し、どのように思われますか? そろそろA君の親として、電話なりお詫びをされることを考えていますか?」 私は今でもAがこんな大それたことをした、とはとても信じられませんでした。「もし本当であれば、被害者宅にお詫びに行き、許してもらえなくても、誠心誠意謝りたい。でも、何かの間違いであってほしい、という気持ちがどうしても捨てられない」 正直に自分の気持ちを話しました。「私達警察としては、誤認逮捕ということは、今回の事件ではまずあり得ない。もし、誤認逮捕であれば、兵庫県警は今後存続しないでしょう」』
『事件以来、あなた達家族への厳しいマスコミ報道、連日の調書取りなどで、辛く苦しい気持ちは分かります。でも、A君が起こした事件の被害者三家族は、それ以上に長い年月、辛く暗く苦しい日々を送って悲しみに耐えているのですよ』
『この世は弱肉強食の世界であり、自分が強者なら弱者を殺し、支配することができる。僕は「争う意思」を持っています。他人はこのことをあまり気付いておらず、気がついている点では僕は勝っていると思います』