事業仕分けのオモテとウラをすべて明かす!

一番じゃなきゃダメですか? 蓮舫 読みました 900
『仕分けと同時並行して進んでいるのが、行政改革です。同期で入省した霞ヶ関の官僚、相当優秀な方たちの中で、一人が事務次官になれそうだというポジションが確定したら、残りの同期は全員辞めなければいけない慣例になっている。五十代前半で優秀な頭脳を持った人が辞めなければいけなくて、辞めてどこに行くかというと、ハローワークには行きません。斡旋をしてもらって天下り団体に行くんです。そこで3年勤める。その先にまた天下り団体があって、次から次へと天下りをしてく。これを「渡り」といいますが、この渡りが横行しているんです。』
『中国に留学して得たもので最大のものは、「私は私のままでいいんだ」という自信でした。国際的な場所において、自己主張しない、日和る、黙っている、これがいかに損をするか。それがすごくよくわかったし、わたしにとってはそうした環境が居心地よく感じました。』
『思い悩んで私が辿り着いた答えは、報道することによって第三者がこの場を知ることができる。そうすると、絶対に救済の手が伸びるはずだ。ボランティアもやってくるし、水も食料もあるいは衣服も含めてここに届けられるはずで、間接的にではあるけれども、みなさんのお役に立てる。その場で火消しのボランティアの一員に加わらなくても、報道の果たす役割というのは伝えることにある。伝われば、きっと誰かが動いてくれる。だからできるだけたくさんのことを、できるだけ正確に伝えなければいけない、ということでした。』
『だけど、情報がどんどんオープンになるようになると、橋とか道路とかいろいろ造ってくれたけども、結果として借金が増えたんですか、先生が自分でご努力して財源をつくってたわけじゃないんですね、ということもわかった。もっといえば、街から若者がどんどん出ていって、本当に造ってもらいたかったのは橋よりも大学よりも、大型店舗施設よりも商業施設よりも、商店街の活性化を目指す街づくりのためのインフラだったよね、となるかもしれない。』