これからの社会を生きる君に

14歳からの社会学 宮台真司 読みました 1300
『軍隊を監獄をモデルにした近代の学校教育は農村の人々を都市労働者として編成しな直すのに役立った。雨が降ろうがヤリが降ろうが時間通り出社し、規律正しい集団行動で、安くていいものを大量生産する競争に加わる。そんな年労働者が誕生することになった。』
『仕事をする人に「生きがい」をあたえるために、仕事があるんじゃない。社会が必要とするから―仕事をしてもらわないと困る人がいるから―仕事がある。みんなが仕事に「生きがい」を求め始めれば、多くの人は「生きがい」から見放されてしまう。』
『昔とは違うんだよ。親の喜ぶ会社に就職することが失敗の始まりということがあり得るのに、君はそれを知らない。』
『「いまはこうだけど、彼女の昔の顔を知っているのは自分しかいない」ということが、かけがえのない関係を構成することになる。そうすると「外見が入れ替え可能で、内面が入れ替え不可能だ」というキレイないい方は、やっぱり単純するぎるということがわかる。』