米軍より恐ろしかったのは餓死だった

地獄の日本兵 ニューギニア戦線の真相 飯田進 読みました
大本営 人の命をなんだと思っていたのでしょう
命令する人は赤絨毯の部屋でぬくぬくしているかも知れませんが ジャングルで餓死ですよ
死んだ仲間の服剥ぎ取って着ないと凍死するですよ
毎日次は自分だと思いながら でも捕虜になるくらいなら自決するとかの覚悟です
口減らしのタメに補給を与えず 退陣を許さず 計画的見殺しです
明らかに負けるのが分っているのに違う情報しか与えられない
おかしいと分っているのに自分も命令に従わなくてはならないので下に命令する
下から順に死んでいく
そんな兵士は関係無い原住民を殺す
『戦争末期。日本の都市は、アメリカの絨毯爆撃によって壊滅的な打撃を受けました。何十万人もの老人や女、子供が焼き殺されました。さらに広島、長崎には、事前の警告なしに原爆が投下されました。これが戦争犯罪でなくてなんでしょう。一方で、落下傘降下して捕虜になった敵の飛行兵たちを処刑した日本軍の将兵は、戦後、戦争犯罪者としてスガモプリズンで処刑されています。
 その爆撃作戦を立案し、指揮したのは、アメリカ軍のカーチス・ルメイという空軍少将でした。戦後彼は、空軍元帥にまでなっています。その彼に、日本政府は昭和39年、勲一等旭日大拾綬章を授与しているのです。もちろん天皇の名によってです。授章の理由は、日本の航空自衛隊の育成に協力してことでした。
 ヘドが出そうです。ねじれになじれた戦後日本の有り様こそが、ニューギニア島をはじめ太平洋の島々で、飢えて野垂れ死にした兵士達の実相を、直視することから目をそらしてきた結果としてあるのです』