日本で働いていた外国人が日本嫌いになるようなコトは避けたいもので

外国人労働者受け入れは日本をダメにする 小野五郎 読みました
『中国などとの対比、すなわち「相対的な賃金の高さ」というものは為替レートによって決定されるだけだ。その為替レートは基本的には人件費高騰によって困っている当の貿易型産業によって決められるのであって、非貿易型産業とは少なくとも直接的には関係が無い。すなわち、貿易産業は、総体として見れば、自分達の競争力によって人件費の水準が決まっているのであるから、それを回避することは不可能である』
『たとえ海外からの人材移入によって国家ないし企業が繁栄しても、そこに元々住んでいた住民が疲弊してしまったのでは何の意味もない。むしろ、必要な人材を国内で養成しようとせず、海外に依存し続ければ、やがては国内からの優秀な人材供給が途絶するという悪循環に陥ってしまう』
『介護要員として外国人労働者を受け入れる話は、彼ら自身も老いていくことを考えていない』
『中には、そうした日本人の諦め傾向を逆手に取り、自らが外国人であることを強調して不当、不正行為を働くスレた外国人もいる。さらにそういった外国人を表面に押し出して、裏で彼らを操っている日本人悪徳業者も増えているように見受けられる』