原因は自分にあります
人格障害かもしれない 〜どうして普通にできないんだろう〜 磯部潮 読みました
『人格障害の人と接していて、自分がとても理不尽なことを要求されていると感じたら、いきなり遠ざかるのではなく、時間的にも距離的にも少し間を置いて接してみることです。こうして人格障害の人が突発的な行動―例えば自殺未遂、リストカットなどに至らなければ、かなり成功した接し方だと思います』
『人格障害の人は、いつも「周囲の人との人間関係がすぐに破綻してしまう」と感じています。しかしその原因が自分にあるとはあまり思っていません』
『「反社会性人格障害」は、非常に衝動性の高い人達を指していて、犯罪者の中にこの人格障害が診断基準を満たす人が多いとされています。しかし、実際の臨床場面において「反社会性人格障害」という診断を下すことはまずありません。なぜなら「反社会性人格障害」の人は、犯罪行為を繰り返すことが自分の人格障害に由来するとはこれっぽちも考えておらず、自分から精神科を受診することはあり得ないからです。ですから、どちらかといえば犯罪心理学、犯罪精神医学の分野に入ると思います』
■尾崎豊は間違いなく「境界性人格障害」という「人格障害の診断基準を満たしています。
■太宰治は境界性人格障害と自己愛性人格障害の二つの診断基準を満たしています。
■三島由紀夫は自己愛性人格障害の診断基準を満たしています。