素顔のファーストレディ

ミシェル・オバマ  エリザベス・ライトフット 読みました
『「私たちは黒人との生活には慣れていないんだと、大学側に伝えたんです。キャサリンは南部出身ですから」と、キャサリンの母親のアリス・ブラウンが同誌に語っている。「頭がおかしいんじゃないかと思われたかもしれませんね」 それから27年が経った現在、キャサリンは弁護師になり、教師だった母親は隠居生活を送っているが、ふたりとも当時の行動を後悔してると言っている。時代は変わり、彼女たちも変わったのだ』
『彼女は、夫にもしものコトがあって、子供を精神的財政的に支える親が自分ひとりになることを心配していると語った。ミシェルの一番の取り柄は現実的なところで、幼い頃に父親から学んだ忍耐力、責任感、自立心が自分にはあると信じていた。だから、もし万一のことがあれば、周囲の同情や支援を受けても、自分で仕事をやり続けることが重要だということもわかっていた。仕事をするのは、仕事が楽しいということもあるけれど、それがすべてではない。子供を養う手段にもなっているからなのだ。』
『アフリカ人でもあり、アメリカ人でもあり、アフリカ人の父親に捨てられた子供でもあり、ハワイ人でもあり、カンザス州人でもある少年として育った彼がどのような個人的疎外感を味わったにしろ、アメリカのどの黒人とも違っている。彼の祖先の中には、最高裁のドレッド・スコット裁定に支配された者はひとりもいない。ジム・クロウ法に支配された者もいない。アメリカの貧困街に暮らしたことのある者もいない』
『ミシェルは、バラク・オバマにはできないやり方でもってブラック・アメリカを代表している。それこそが、彼女の政治的現在なのである』
『「みんなで話し合うことで人々の意識を変えることが出来るのだと。あの風刺は、我が国に潜む偏見にわれわれの目を向けさせ、それについて議論させようとしているのだ」。そして、「アートがその力をうまく発揮すれば、人々をゾッとさせると同時に、会話を始めさせることも出来る。ニューヨーカー誌の表紙には確かにその効果があった。オバマ夫妻がただそこに居るだけで、そのような議論が生まれてきたのだ。』
『いずれ、わたしの娘達も自分の家庭を持つでしょう。そしていつの日か、わたしの娘達―みなさんの息子達、娘達―が自分の子供に、みんなで力を合わせた今回の選挙のことを話して聞かせるでしょう。わたし達が恐怖ではなく、希望に耳を傾けたことを。疑うことをやめ、夢を見たことを。そして、この素晴らしい国、シカゴのサウスサイドで生まれ育った女の子が大学やロースクールで学べる国―ハワイからやってきたシングルマザーの息子が大統領になれる国―で、あるべき理想の世界を作ろうと誓ったことを』
『火に油を注ぐような真似をしないから、ローラ・ブッシュはみんなに好かれるんですよ』
アメリカが偉大なのは完璧な国だからではなくて、常によりよくなれるからなんだ。そして、この国を完璧なものするという終わりのない仕事は、私達みんなの手に託されている。その義務が子供達、そのまた子供達へと受け継がれていって、先の世代になるたびに、私達が理想とするアメリカにだんだん近づいていくんだ』



ミシェルオバマ かっこよすぎて変になりゅーーーーーっ!!!