患者からすれば規制緩和の弊害云々とか冗談じゃないデス

生体肝移植を受けて 癌告知から八四○日の闘い 是永美恵子 読みました
『そしてもっと腹が立ち、力を入れて言いたいのは京大病院以外の病院が難しい手術を全て京大病院にゆだねておいて、一つこういう事例があると自分の病院ではもっと厳しい検査をして手術に臨んでいるなんて言っていることです』
『「結果はまだです」と言われても、医師たちの行動を見ていると逃げていることがわかる。夫にしても、なぜか急に優しくなるなど、不自然な態度があって。普段は頼まれたものしか買ってこない夫が、私の好物をたくさん買って届けてくれたこともあった』
『癌という病気は、普通の人が想像するよりも遥かに辛い後遺症を残す。私は去年の発病以来、内にこもるようになっていた。陽気な性格は一変してしまい、心から笑うこともなくなっていた』
『冗談じゃない! こんなに次から次へと苦痛を伴う治療ばかり。これがだめなら、次はこの方法。癌治療とはこんな手探り状態を繰り返すのか。そして、たまたま良い結果が出ればラッキーというのか! いつまで続くかわからない追いかけっこ治療。何を選択すればいいのか?セカンドオピニオンは受けられないものだろうか?』