薬で殺されないために!

危ない薬の見分け方 浜六郎 読みました
『自殺などの異常行動よりも、タミフル服用中の突然死のほうが遥かに多いのに問題にはなっていない。この国はなぜ何度も薬害を繰り返すのか』
『40年かかって完成されたシステムの中で、薬を大量に処方する医師の習慣、それを調剤し説明する薬剤師の習慣、入院患者に手渡す看護師の習慣、そしてたくさん受け取る患者の習慣。どっぷりつかって、染み付いてもはや容易なことでは薬から離れられません』
『余ったエネルギーは体脂肪として貯えられ非常時には利用されます。しかし、エコナで体の中に余ったエネルギーが出来ても脂肪にならないぶん余分なものが体内をまわることになります。これが悪さをしないはずがありません。じっさい発がん性が問題です』
『いまの流れだと、医療費の伸びの抑制策と言いながら、医療費が高騰するのは間違いありません。なぜなら、検査や指導料、薬剤費で医療費は高騰するうえに、健康な人が余計な病気を抱え込むため、さらに医療費が膨らんでいきますから。支出した医療費は製薬会社や時流に乗って見境なく検査や薬物治療をする一部の医師。医療機関に流れるだけです。薬剤をなるべく使わず食事や生活指導をする良心的な開業医や病院は経営困難な状態が続きます』
『わかって欲しいのは、風邪の症状はウイルスを追い出すための防御反応の一種だということ。熱が出るのは、熱に弱いウイルスをやっつけるために、必死に体が戦っているからです。熱があるのは確かにしんどいですけど、それを辛抱できずに解熱剤(特に抗炎症剤系)に頼ると、折角のウイルスと戦う力を弱めてしまい、かえって治りが遅くなってしまいます。風邪の薬は基本的には対症療法の薬です。服用すると、大なり小なり、自然に備わった「治す力」を邪魔してしまうのです。風邪をこじらせないためには、薬剤を使わずに、十分な睡眠と休養、栄養をとることがなによりも大事です』
『血圧が高くなるというのは、ある種のストレス状態に耐えるために起こる反応です。ストレス状態では、組織が酸素を普通以上に要求しているので、そこへ送り込むためにあえて血圧が高くなっているわけです。それを無理に血圧を下げるということは、必要な栄養分が少なくなるので、かえって不都合なことが起こりうるはずです』
『人には悩みや腹の立つことがあり、眠れなくなることもあります。このような時、安易に睡眠剤抗不安剤に頼ると、体がだるくなり、思考力も低下したままになります。すると、問題解決能力も下がり、ますます問題が先送りになる。悪循環そのものです。』
『以前よく使われていたトリルダンは眠気が少ない。その結果、仕事をずっと続けてしまう。そして休養をとらない。だからなかなか症状は治まらない。治まらないからといって、倍の量を飲んだりする。眠くならないからと2倍3倍と飲んでいるうちに心臓にきて、不整脈を起こして死んでしまうこともあります』