筆談だけで銀座no1ホステスになった

筆談ホステス 斉藤里恵 読みました
『「このコとは、いつでも店外で会える」
 そんな誤解をさせないためにも、一度あったとは少し距離を置きます。お客様に追いかけてもらうようにするのも、大切な男女の駆け引きのひとつなのです』
『私にあらすじを教えようとしてくださいます。そこで私は本を読んでいないことにして、その話を興味深く伺ったのです』
『「こんなときは、こうしたほうがいいよ」
 それに対して
 「そうよね、わかるわ!」
 そんな返事をしたら、いっぺんにお客様に嫌われます。その方が積み重ねてきた経験を20代の女のコがわかったような顔をするなんて、恥ずかしいだけです。
 「わー頭いい 賢いですね!」
 20代の女のコよりも「賢い」なんて、お客様からしたら当たり前です。こんなことを言っても相手の方が喜ぶわけがありません。
 「ありがとうございます」
 がベストです。
 また、特に年齢が上の方には「何か教えてあげるわ」という態度は厳禁です。今まで築いてきた関係もいっぺんで吹き飛ぶかもしれません』