老荘に学ぶ、転換期を生きぬく知恵

「無用」の人材、「有用」な人材 福原義春 読みました 1300
『同じものを見ても、見聞や知識を貪欲に求めている人には充分な情報が待ち受けているのに対して、自ら求めるもののない人は、何も得ることもないのだ』
『よく「頭越しだ」とか「俺は聞いてない」と言って怒る人がいますが、少なくともその場面では、その人は必要ないから飛ばされたのです。その人を飛ばしたほうが物事が円滑にスピーディに運ぶからそうなったまでです。本人は怒る前に、そのことを反省すべきです』
『一定以上の年齢になってきたら、勉強したいと思わないようではおかしい。この際の勉強とは、「自分は何のために生まれてきたのか。社会でどう生きていくべきなのか。自分の生きる価値とはどういうことか」などといったことです。つまり、これが、哲学なのです』
『指導者と権力者は異なる。真の指導者は自分の指導している者から学ぶ姿勢を持つが、権力者は新しく学ぶことを嫌う』
『「ピーターの法則」と言う有名な教訓があります。人はその人の能力ぎりぎりのポストにあるとき最大限に活きるが、それを越えたとたん、つまり、自分の能力・器量以上のポストに昇ったとたんにまったくの無能者と堕してしまうというものです。「ピーターの無能の法則」ともいいます。』