人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか

読書進化論 勝間和代 読みました
『本ほど人生の疑似体験ができる身近なツールはほかにない』
『本を出すことはIPO(新規株式公開)に似ている』
『良く無い本の読み方の典型例のひとつは、自分にとって良書ではない本をうっかり買ってしまい、さらにせっかく買ったからと、2週間くらいかけて無理矢理、全部読むことです。そうすると、読書体験はとても悪くなります。うっかりそういう本を買ってしまったら、時間の無駄なので、読むことをあきらめるほうがいいのです。』
『どんなに良書と言われているものでも、自分が知っている範囲のことしか書いていないものでは、良書になり得ません』
『本と同じ内容を一度に話そうと思うと、250ページ単行本の内容を伝えるのに7時間くらいかかってしまいます。7時間、リーチが大きいテレビの地上波を連続して使うのは不可能です。そうすると、深い話を広く伝えるのは結局、本しかないのです』
マーケティングの4P(プロダクト プライス プレイス プロモーション』
『著者をブランド化する』
『なぜ会計や金融の世界に、多少ですが差別が残るかというと、発注者側の性別が極端に男性に偏るため、自分が扱いやすい男性を雇いたいというバイアスがかかるためです。それに比べて、コンテンツビジネスは、発注者側(本であれば読者)に男性も女性も同じくらいいて、とても幅広いのです。また、男性読者も、女の作家が書いているんだったら買わない、などと言う人はいないとは言いませんが、ごく少数派なわけです。』
『新しいことを学べる、新しい仕事のチャンスが来る、新しい人間関係が広がる、しかも、この市場はすごくフェアで、楽しくて、まっとうなことをやれば、まっとうに売れるのです。ビジネスの世界で、ここまで平等で魅力的な市場はなかなかありません』