格差 女性差別

勝間和代の日本を変えよう 勝間和代 読みました
『人のために何かでき、人に喜んでもらえた時の幸福感ほど、大きく、また長続きするものはありません。仕事にしても、いかにお金がもうかったところで、人に喜んで貰えないならば、その仕事には喜びも遣り甲斐もないと思います』
『気がつくと課せられるバカみたいな長時間労働、死ぬほどの残業から逃れるためには、生産性を上げなければならない。そのためには勉強をしなければならない。』
『勉強のための勉強ではなく、最終的には仕事のための勉強でもない。仕事以外の人生時間をつくるための勉強です』
『日本では、ビジネス・経営の専門教育を受けずに管理職になっている。あるいは、企画の専門教育を受けずに企画書を書いている、営業の専門教育を受けずに営業をやっているということです。アメリカ的なプロフェッショナルになる必要が日本のビジネスマンにはなかったわけです。そしてこれまでは、それでもなんとか仕事をこなせてきたのですが、これからはわかりません。』
『「日経ビジネス」の平均読者年齢が40代後半と聞いて大変驚きましたが、たしかにいまの経済誌の内容は、私には感覚が古いのです。私より若い層にはなおさらでしょう。ソニーはどうなる、トヨタの運命は、といった特集をよく組みますが、私達にはピンと来ない。興味がわかないのです。誰も今ソニートヨタに就職したら一生安定で幸せなんて思わないからです。』
『日本では、他の先進国やアジア諸国と比べても、明確に女性が差別されているのです。文字どおり、二流市民扱いです。日本の女性にとって、この現実を受け止めるのは勇気がいると思います。でも、認めてこそはじめて、二流市民であるという枠の中で何が出来るか、同時に、その二流市民の枠を壊すために何をすべきかを、考えられるようになるのです。つまり現実を認めてこそ、次の展開が考えられます。それをうっかり、自分達が一流市民だと勘違いして動くと、いろんなところに不都合が起きます。』
『女性に対して投資がされないと、その結果として何が起こるかというと、女性のモラルハザードです。期待されていないのだったら、はじめから働かずに楽をした方がいいと考える人が増えます。上司もそれを許容します。そのために女性の能力が伸びにくいのです。それが会社の差別的取り扱いを正当化してしまいます。』
『私達の日本では原油はほとんど出ませんが、女性だったら、人口の半分いるわけです、しかも、そのずいぶん大きな部分が、GEMの数値が示すように、未活用のままです。』