宮崎県を地方変革と日本再生の新しいモデルにした知事の全貌がわかる

知事の世界 東国原英夫 読みました
『以前の知事車はトヨタの最高級センチュリーだった。当然のごとく黒塗り。大企業の経営者ならいざしらず、当時9000億円の借金を抱える県の首長が乗りまわすにはあまりに立派すぎた。』
『僕が住まなかった理由の一つは、セキュリティの経費がずいぶんかかることだ。僕が住むことで年間1000万円から2000万円もかかる。この財政難の時期に、知事が暮らすだけでそのコストはもったいないと思った』
『もともと税金で建てたのだから県民に開放し、公邸部分は見学の受け入れや部屋の有料貸出をするようになった。』
『今では大会議室、小会議室、30畳の和室を有料で文化・芸術・学術活動に利用してもらっている』
マニフェストの基本は具体的に数値目標、期限、財源をつまびらかにすることだ。いわば契約だ。でも契約であっても実際の達成は6割が精いっぱいなのだ。ハードルを高くすれば当然達成度は低くなる。でもモチベーション、インセンティブのことを考えればそう低く設定することもできない。』